« 60億円相当のパソコンを騙し取り | トップページ | いすず株に注目しています »

2006年7月26日 (水)

ハリポタの翻訳家、申告漏れ

珍しく税金ネタを一本。

世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの日本語訳をしている翻訳家の松岡佑子さん(62)が、東京国税局の税務調査を受け、同シリーズの翻訳料収入をめぐり、2004年までの3年間で、35億円以上の申告漏れを指摘されたことが26日、関係者の話で分かった。松岡さんはスイスに住民票を移し、日本で申告していなかったが、同国税局は、生活の本拠が日本にあり、申告が必要と判断。追徴税額は過少申告加算税を含め7億円を超えるとみられる。
松岡さんは課税処分に対して異議を申し立てるとともに、日本、スイスの税務当局による相互協議を申し立てたという。by中日新聞社

要するに税率の高い日本から、スイスに住民票を移してスイス在住の形態にはなっているものの、日本での滞在日数などから、生活の中心はスイス国ではなく日本にあると税務当局から認定されたために、申告漏れが指摘されたという事です。

「居住者」についての税務解釈は、以下を参考にされてください。

国税庁HPより
我が国の所得税法では、「居住者」とは、国内に「住所」があり、または、現在まで引き続いて1年以上「居所」がある個人をいい、「居住者」以外の個人を「非居住者」といいます。
「住所」は、「個人の生活の本拠」をいい、「生活の本拠」かどうかは「客観的事実によって判定する。」ことになっています。
 したがって、その人の生活がそこを中心に営まれている場所かどうかで住所が決まります。 ある人の滞在地が2か国以上にわたる場合に、その住所がどこにあるかを判定するためには、職務内容や契約等を基に「住所の推定」を行うことになります。
 「居所」は、「その人の生活の本拠ではないが、その人が現実に居住している場所」とされています。
 法人については、本店所在地主義により、内国法人又は外国法人の判定が行われます。 租税条約では、わが国と異なる規定を置いている国との二重課税を防止するため、個人、法人を含めた居住者の判定方法を定めています。
 具体的には、それぞれの租税条約によらなければなりませんが、一般的には、次の順序で居住者かどうかを判定します。
 個人については、「恒久的住居」、「利害関係の中心的場所」、「常用の住居」そして「国籍」の順に考えて、どちらの国の「居住者」とみられるかを決めます。
 法人については、相手国が管理支配地主義を採用している場合には、本店所在地主義と競合することになり、双方居住者の問題が生じますが、その場合には、その法人を実質的に管理する場所のある国の「居住者」とみなすことになります。

(所法2、3、162、所令14~15、所基通2-1、3-3、OECDモデル条約4)

読み終わりましたら是非一押しお願いいたします。人気blogランキング

|

« 60億円相当のパソコンを騙し取り | トップページ | いすず株に注目しています »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/510950/40721240

この記事へのトラックバック一覧です: ハリポタの翻訳家、申告漏れ:

» 理不尽・・・? [ミルクレモンティー]
  (σ・∀・)σハリポタ翻訳者35億円申告漏れ  このニュース見て、「いっぱい稼いだなぁ〜」ってのが  最初の印象でした(笑)スゲー(゚Д゚)!  日本での高額所得者への税率は住民税を含め約50%だが、  スイスは40%弱で済むらしいですね。  ゲ....... [続きを読む]

受信: 2006年7月27日 (木) 21時54分

» ハリポタ翻訳者35億円申告漏れ [MBA式実践理論ノート]
詳しい内容を知らない方はコチラ へ。 どうなるんでしょうか? 結果が楽しみだなぁ。 結果次第では高額納税者の方は皆さんは、タックスヘブンへ行くんじゃない? まあそれはいいとして、今回のニュースで非常に気になった点がある。 日本国税はお金を取りたい!... [続きを読む]

受信: 2006年7月28日 (金) 08時20分

« 60億円相当のパソコンを騙し取り | トップページ | いすず株に注目しています »