« 確定申告と相続時精算課税 | トップページ | 春なのにため息またひとつ »

2010年3月 3日 (水)

相続時精算課税の続き

確定申告の真っ最中、たまには税金の話でも書こうシリーズ。
月曜日にネタにした、確定申告と相続時精算課税の続き。

今日は気になる、相続時精算課税における贈与税と相続税の計算について。

4 税額の計算

(1)  贈与税額の計算
相続時精算課税の適用を受ける贈与財産については、選択をした年以後、相続時精算課税に係る贈与者以外の者からの贈与財産と区別して、1年間に贈与を受けた財産の価額の合計額で贈与税額を計算します。

ポイント 要するに相続時精算課税の選択をした受贈者間では後戻りは不可

その際の贈与税額は贈与財産の価額の合計額から、複数年にわたり利用できる特別控除額(限度額:2,500万円。住宅資金の贈与の場合には3,500万円)。

ただし、前年以前において特別控除額を控除している場合には残額を限度額に控除した金額に対して、一律20%の税率を乗じて算出します。

ポイント つまり2500万円(住宅資金なら3500万円)までは税金は出ないという事

なお、相続時精算課税を選択した受贈者(子)が、相続時精算課税に係る贈与者以外の者から贈与を受けた財産については、その贈与財産の価額の合計額から暦年課税の基礎控除額110万円を控除し、贈与税の速算表に定める税率を乗じて贈与税額を計算します。

相続時精算課税の計算時には、暦年課税の基礎控除額110万円を重複控除はできません。

贈与財産が110万円以下であっても贈与税申告の必要が生じます。

(2)  相続税額の計算
相続時精算課税を選択した者には相続税額は、相続時精算課税に係る贈与者が亡くなった時に、それまでに贈与を受けた相続時精算課税の適用を受ける贈与財産の価額と相続や遺贈により取得した財産の価額とを合計した金額を基に計算した相続税額から、既に納めた相続時精算課税に係る贈与税を控除して計算します。

その際、相続税額から控除しきれない相続時精算課税に係る贈与税相当額は、相続税の申告をすることによって還付を受けることができます。

*相続財産と合算する贈与財産の価額は、贈与時の価額とされています。

またまた長くなったので、手続についてはまた明日。

最新の会計ランキングはこちらから→人気ブログランキング

名古屋の税理士 柳和弘税理士事務所 ↑ ↑ ↑一日に一度だけで結構です

|

« 確定申告と相続時精算課税 | トップページ | 春なのにため息またひとつ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/510950/47711720

この記事へのトラックバック一覧です: 相続時精算課税の続き:

« 確定申告と相続時精算課税 | トップページ | 春なのにため息またひとつ »