名古屋市職員、手数料を着服の続き
地元ナゴヤの区役所で、交付手数料の着服が新たに発覚。
過去記事 名古屋市職員が手数料を着服http://backy.blog.ocn.ne.jp/kazu/2006/12/post_f492.html
名古屋市の南、中区役所で住民票の写しなどの交付手数料が着服されていた問題で、市は22日、西区山田支所、守山区役所でも職員による着服があったと発表した。これら3区役所・1支所で職員が着服したとされる額は計約650万円という。
山田支所では、男性主事が申請書と手数料を抜き取り、書類が残っていて確認できた分だけで約58万円を着服。住民票や印鑑登録証明書を偽造して、調査の対象となる書類の中に紛れ込ませて、抜き取りが発覚しないようにしていた。by中日新聞社
この主事、先に発覚した手口の失敗を研究して、不正がばれないように更にひと手間かけたというから悪質だ。
先に不正が発覚した南区役所のケースでは、電算システム上の証明書の作成記録に比べて、実際の交付申請書の件数が大幅に少なかったことから不正が発覚。そこで、この主事が考えたのは作成しても、書き損じ等の理由で交付されない証明書も電算記録には残っていることを悪用して、交付されなかった証明書を水増し、作成記録と申請件数の差を縮める手段に出たらしい。
その為にこの主事、自宅のパソコンで住民票の写しと印鑑登録証明書計119枚を偽造して、不交付分を入れた箱の中に紛れ込ませていたらしい。
3年も前から着服を始めたらしく、「約200万円をとった。飲食や旅行などに使った」と説明しているとの事。返還を申し出て、同支所で預かっているらしいが、返せば済むということではなかろう。
このブログでは一応配慮して、年齢も部署も書いてはいないが、あなたのやった事、悪意度はA級だ。
守山区役所でも、今年3月まで勤務していた男性主事が、2月に郵送で受け付けた3万1200円分の為替を換金し、一時着服していたらしい。こちらは、すでに返還したとの事だが、同じく返せば済むというものでもない筈。
南、中、西、守山とうちの周りの区で相次ぐ不正発覚。うちの区は大丈夫か?担当の責任者は顔も知っているし、窓口で大丈夫ですかと口頭でも念を押した。もし、うちの区でも不正があったとしたら、その時は・・・・・・・。
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名古屋税理士会 税理士バッキー
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コメント
公務員の質が低下していますが、今回のケースは悪質ですね。
ネコババではなく、完全な犯罪行為。出来心なんて言い訳は無理でしょう。
それにしても支所であれば職員も少なく不正もしやすいでしょうが、区役所となると周囲に多くの職員の目が光っていたと思いますが、ただ漫然と仕事をしている職員が多いということでしょう。
投稿: ひとり | 2006年12月23日 (土) 12時55分
ひとりさん、こんばんは。
「ネコババではなく、完全な犯罪行為」
まったくです。今回の件は、不正とかのレベルではなくて仰るとおり、完全な犯罪。これで返金したから済では絶対におかしい。
今後の展開に注目しています。
「多くの職員の目が光っていたと思いますが」
そうなんですよね。片方は支所での不正ですが、あと3つは区役所。周りが気がついても良さそうですけど。不思議不思議。
投稿: バッキー | 2006年12月23日 (土) 17時35分