縁起良し。名古屋の花ばいと、岐阜の花奪い
えらい降りになってきました。地元ナゴヤは雪模様、吹雪みたい。明日の成人式、晴れ着の新成人が可哀想。雪には全く無防備な都市生活者、今日は自宅に引きこもりか。
当ブログ、日曜日は株ネタ読者のために株ネタと決めているが、新年早々、いやな事件もあったのでここで一回気分転換を。
地元ナゴヤには、古くから「花ばい」という慣習があります。この「花ばい」、多分、名前の由来は花奪いの語源から来ているもの。お店の開店祝いの際に飾られる、花輪の花を、店には無断で勝手にわれ先にと持ち去る行為のこと。
こうしてひと言で書くと、他人のものを勝手に持ち去るとは、名古屋の人間はみんな泥棒か?と、怒りに震える読者の方も多いか。
確かに、行為だけをみれば犯罪行為。でも、これが許されているのが地元ルール。
ようは、お店の側も開店したのに花が残っていると、あそこの店は「流行らん」、「すぐダメだわ」と地域や客から勝手な烙印を押されてしまうため、飾りの花が抜かれるのは最初から折込済。極端な話、開店時には花輪に全く花が残っていないという場合も時々あり。
それでも、この慣習は今でもしっかりと地元には根付いている。
前フリが長くなりました。伝えたいのは下の記事。
「花奪(はなば)い祭」の通称で知られる六日祭が6日、岐阜県郡上市白鳥町の長滝白山神社であり、参拝者ら約3000人(白鳥観光協会調べ)が詰め掛けた。
高さ約6メートルの拝殿天井には、直径約2メートルの桜や菊など5つの「大花がさ」がつるされ、その一部を持ち帰ると家内安全や商売繁盛につながるといわれている。
若者らが、花がさの下へ集まり人やぐらに。最上段の若者が花がさに飛びつき、激しく揺さぶりかさもろとも落下すると、参拝者らが群がり、福を呼ぶ花をわれ先にと奪い合った。by中日新聞社
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名古屋税理士会 税理士バッキー
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コメント
今でも尾張では花ばいの風習が残っていたのですか・・・。
三河、特に全国各地から多くの人がやってきた西三河では、
この風習は全く見かけませんね。
今日は雪、豊田市も山間部は大雪でした。
東海環状道も路面に積雪という状態でした。雪には参りました。
投稿: だんな | 2007年1月 7日 (日) 13時27分
だんなさん、こんにちは。
「西三河では、この風習は全く見かけませんね」
あれ、そうですか。名古屋と同じだとてっきり思っていましたが。
そうなると、極々、ローカルな風習なのでしょうか?
きっと東京人からみれば、理解不能でしょう。
投稿: バッキー | 2007年1月 7日 (日) 13時33分
だんなさん
その風習の事初めて聞きました。でも現在のように全国画一化された世界は好きではありません。
文化も言葉も風景もそれぞれいきずいている所に惹かれます。
旅の醍醐味はなんと言っても、自分の日常と違う事です。だから私は地方色が色濃く出ているところが大好きです。
いつか道州制が実現し、各々が独自の文化なり風習があることを前面にだして他との違いを見せてくれたらうれしいです・・・
食文化も・・・つまり異空間にいるという実感させるものこそ、旅の醍醐味だと私は思っているので・・・どうしても少し不便な所に行ってしまいます。
投稿: 容子 | 2007年1月 7日 (日) 15時57分
バッキーさま
間違ってだんなさんの名前を書いてしまいました。
迂闊ものと思って、お許しの程を平に御願い奉ります・・・ヘヘヘ
投稿: 容子 | 2007年1月 7日 (日) 16時04分
容子さん、こんばんは。
うっかりミスの件、了解です。
「文化も言葉も風景もそれぞれいきずいている所に」
色々と違うからこそ、趣きがあるんですよね。特に言葉はそう感じます。テレビの影響で極端な方言が減ってきたことは寂しいですね。その点、関西人は偉い。プライドが違います。
僕も負けじと地元の言葉と文化、大好きですよ。
投稿: バッキー | 2007年1月 7日 (日) 22時04分
遅くなりましたが・・・
あけましておめでとうございます。
今年は3月にバッキー様にお会いできることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: ユタ | 2007年1月 7日 (日) 22時40分
ユタさん、おはようございます。
「お会いできることを楽しみにしております」
何だか嬉しいな。ありがとうございます。こちらこそ宜しくお願いしますね。
元気なナゴヤでお待ちしております。
PS大昔、僕もそろばん習っていました。
投稿: バッキー | 2007年1月 8日 (月) 09時49分