格差問題とトヨタのひとり勝ち
今年の時事ネタ一本目。
自動車メーカー各社が3日発表した2006年の米国での新車販売台数によると、トヨタ自動車がダイムラークライスラーの北米部門クライスラーを抜き、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーターに次ぎ年間で初めて3位となった。 by日経新聞社
対日摩擦の緩和を目指し、米国国内でトヨタがGMと合弁工場を設立、現地生産を開始してから22年、ついに米ビッグ3の一角を崩した。
昔々テレビでみた、日本車の輸出攻勢で職を奪われた米国の自動車関連の人達が、腹いせのパフォーマンスで、ハンマー片手に日本車をボコボコに叩き壊している映像が重なる。
単純考えてみても、いくら大きいのが好きな米国人といえ、燃料高騰のこの時代にガソリンを大食いするアメ車に乗る人間が年々減っていくことぐらいは、容易に想像できますが。
ちなみにトヨタ自動車の株価、新年最初の今日、昨年末につけた上場来の高値を更新して8,140円とこちらの方も絶好調の様子。
夕張市に代表される地域による格差拡大、ワーキングプアなる語に象徴される個人間における格差拡大、そして、ひとり勝ちトヨタのような勝ち組企業と負け組企業、企業間における格差の拡大も深刻そうだ。
今年も、この格差の問題からは目が離せないような気がしています。
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名古屋税理士会 税理士バッキー
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コメント
お世話になります。だんなです。
「トヨタの一人勝ち」、これはこれでいいのですが、
現場を知っている私からすると、このままでいいのかと思ってしまいます。
疲弊した従業員、そして期間従業員や関連企業からの社外応援者の多さ、
品質問題などなど、前途は多難だと思います。
それにも関わらず、危機感が欠けているという状態。
そして、トヨタといえば、明日はミッドランドスクエア初出勤。
名駅周辺は昼食戦争勃発ですね・・・。
名駅はミッドランドスクエア、センチュリー豊田ビル、第2豊田ビルと、
トヨタグループの一大牙城と化しますね。夜の店は潤うでしょうね。
投稿: だんな | 2007年1月 4日 (木) 15時39分
だんなさん、こんばんは。
現場を知っているだんなさんが言われるだけに、これは深刻ですね。
「疲弊した従業員・・・・・・品質問題などなど」
この二点は特に聞きますね。世界規模になればなるほど、海外生産での品質維持の問題は、今後大きな懸念になるかと感じています。
ミッドランド、明日からでしたね。
「夜の店は潤うでしょうね」
名駅エリア、二次会で行けるお店をあまり知りません。当分は、錦でトヨタ関連の人を見かけることも多くなりそうですね。
投稿: バッキー | 2007年1月 4日 (木) 20時05分