NHKスペシャル、人事も経理も中国へ・・・
昨夜のNHKスペシャル、「人事も経理も中国へ・・・」ご覧になった読者の方も多いのでは。
人件費の安さから工場のラインを中国にシフトするのは、今でき珍しいことではないが、日本語が大きな障害になると思われる事務職の給料計算や出張旅費の精算、コールセンターの応対までもが中国国内に移管する企業が出始めているとは・・・・・・・・。
話には聞いていたが、予想外のスピードにかなりの衝撃を。
番組では、2015年までに日本から40万人分の事務職の雇用が減るとも伝えていた。
ホワイトカラーの肩叩き、大手企業では今後ますます、拍車がかかりそうだ。
日本企業の事務仕事を外注で受けた中国人のスタッフ、口にするのは、親の生活を楽にしてあげたいとか、もっと豊かな生活がしたいとか、目的を明確に持っていた。
それを目指して頑張る彼らの姿勢は、勤勉、努力、貪欲。それは、私達ニッポン人が遠い昔に忘れてしまったもの。
この姿勢、素直に認めなくてはいけないし、学ぶべき点も多いと感じた。
うちのブログ、記事の中には中国への風当たりの強いものも少なくないが、ここは謙虚に認めよう。
ただし、著作権無視のパクリ物に段ボール入りの肉まん、薬品漬けの食料品と、何でもありありの拝金主義の商慣習に対しては、今後も批判の姿勢は変わらない。
最新のランキングはこちらから→人気blogランキング
名古屋 税理士 柳和弘税理士事務所 一日に一度だけで結構です ↑ ↑ ↑
| 固定リンク
コメント
こんにちは、行政書士の伊藤です
福岡も韓国・中国に近いだけに、近くの太宰府天満宮も
中国語・韓国語と様々な国の言葉が飛び交っています。
数年で、雰囲気が一変しました。
確かに福岡でも、事務職の仕事が少なくなっているという話は聞き
ます
時々覗きます。
人材派遣の会社も痛手でしょうね
投稿: 伊藤雅代 | 2007年9月 4日 (火) 15時41分
伊藤さん、おはようございます。
「太宰府天満宮も中国語・韓国語と様々な国の言葉が・・・・」
そうですか。福岡といえばアジアの玄関口を目指しているだけあって、アジアからの観光客もかなり増えているようですね。
中国語は台湾の人たちでしょうか?
地元ナゴヤの某大手会計事務所が、全国に先駆けて会社の記帳業務を、中国にアウトソーシングするビジネスモデルを構築したとかで、2年位前に噂には聞いていましたが。
「人材派遣の会社も痛手でしょうね」
確かに。人材派遣会社も中国人相手に中国に進出か?
投稿: バッキー | 2007年9月 5日 (水) 08時09分
バッキーさま
このニュースは私も見ましたが、由々しき問題だと思います。日本側にも多くの問題が在るからコストの安い中国に委託するのでしょうが、これでは日本企業は丸見え状態になりまるで、日本を丸投げしてるようで、恐怖を感じます。
経済的メリットだけでそのようにしたなら益々日本は中国から抜き差し成らぬ関係が生じるともう心配でなりません・・・
投稿: 容子 | 2007年9月 5日 (水) 09時38分
容子さん、こんにちは。
取材されていた「ニッセン」、本屋さんのレジ横に無料の分厚いカタログがおいてあるので、年に一度は貰ってきます。でも、見るだけで一度もお買い物歴はなし。
コストダウンを突き詰めているのか、確かに、他の通販さんに比べて、商品価格は安いと思います。
製造分野の中国シフトで、日本の産業の根っこがスカスカに空洞化した問題に加えて、事務職までも海外にシフトしていくようでは・・・・・。コストの削減、行き着くところ恩恵を受けるのは、大企業
と、その社員さんだけのような気がしてきました。
多くの個人情報が含まれる、人事や給料計、こんなもんまで海外に出して大丈夫なのかと?心配になりました。
投稿: バッキー | 2007年9月 5日 (水) 12時39分
はじめまして、バッキーさま
5500円が750円になるんですよ。コスト削減86.3%ですよ!
衝撃のシーンが頭から離れません。
番組に出ていた InfoDeliver と SharedWINは東京と大阪で
NHKスペシャル 『 人事も経理も中国へ 』
弊社中国BPOのドキュメンタリーTV番組放送
記念セミナー
「BPOセミナー 人事も経理も中国へ」
を共催するそうです。
InfoDeliverはニッセンと資本提携した大連の入力請負会社、SharedWINはニッセンの人事、経理、総務が転籍した会社です。
当日はNHKスペシャルに出演したSharedWINの社員による番組制作裏話やBPO導入の秘訣を紹介するそうです。
番組後にこういったセミナーがあるのは違和感を感じますが、恒例行事なので何も言いません。
ただ、公共放送が1企業の見積もり金額を放送したのはまずかったのではないかと思いました。
オフショア・アウトソーシングについては
大連のキャパシティ<<<<<<<<40万人?
為替変動ダイジョウブ? と思います。
空洞化は避けてほしいですね。
投稿: たかぼん | 2007年9月 8日 (土) 02時13分
たかぽんさん、おはようございます。
「コスト削減86.3%ですよ!」
客観的な数字とはいえ、たかぽんさんと同じで衝撃的なシーンでしたね。番組の中では、経理部のスタッフが3名辞めたとも伝えていました。
先進国中でも、事務職のコスト高が指摘されているわが国、企業の経費減の選択としては、有効な選択なのは理解できるのですが・・・・。
「公共放送が1企業の見積もり金額を放送したのは・・・」
同感です。今年のNスペ、ワーキングプアといい、今回の人事も経理も、無意識の間に、かなりのインパクトを与えた放送だと思いました。ニッセン社も、あそこまで努力しないと厳しいのかと、ヘンに心配にもなってしまいましたが・・・・・。
投稿: バッキー | 2007年9月 8日 (土) 08時58分