続きロシア株でも勉強してみるか
昨日の続き。
昨日の記事で書いた「ガスプロム」社、ちょっと調べてみた。
ここの会社、ロシア政府が株を半分持っている半官半民の会社のよう。
今の日本でいえばJALみたいな感じか。
社名にガスと付いている以上、主力は天然ガス関係の企業。
何でも生産量は世界一、ロシア国内だけでなくヨーロッパにもパイプラインを引っ張って、ガスを送っているしい。
とにかく石油と同様、右肩上がりに価格が上昇している今、きっとこの会社、儲かって儲かって笑いが止まらないそんな感じのようだ。
石油に目を向けても、「ルクオイル」とかいう、これまた巨大な会社もあるようだし。
高騰する原油に加えて天然ガスに石炭、国土がデカイだけに掘れば出てくる天然資源は世界でも1、2の埋蔵量。確かに魅力的な市場なのかもしれない。
でも、少し落ち着いて考えれば、儲かっているのは資源関連の会社だけだ。
国内で何か製品を作っている訳でもなさそう。身近にメイド・イン・ロシアの製品も見かけないし。
ロシア産、キャビアとボルシチ、あとスタイル抜群のロシア人ダンサーぐらいしかパッと頭には浮かばない。
ロシア株、少し本を読んでみただけの感想ですが、資源輸出に依存するだけの経済的なリスク、結構大きいのではと。
あと政治的にもメドベージェフ大統領とプーチン首相のツートップ体制、大統領と首相との権力バランスが上手く機能するのかと。
この「双頭体制」の政治的なリスクについては未知数で分からない。
もう少し詳しく勉強したらまたネタにでも書きます。
最新の会計ランキングはこちらから→人気blogランキング
名古屋の税理士 柳和弘税理士事務所 ↑ ↑ ↑一日に一度だけで結構です
| 固定リンク
コメント
バッキーさま
その着眼点いいと思います。私もロシアに関心があり、出来るだけロシアのニュースを見ているのですが、最近は欧米との関係が、良いとは言えないようです。
それは東欧に対する、ロシアと欧米側、また当自国のポーランド他も今ではEUの加盟してますが・・ロシアは資源外交である種の脅迫をしたりで・・その関係は??のようです。
それだけに、最近は日本に対して接近しようとしているようで、日本でもこれらの資源開発、新幹線の話もあったりで、日本の高度な技術を持った企業の進出を歓迎しているようです。
それと、その「ガスプロム」は新大統領のメドジェーエフ氏が経営していたと聞きました。
投稿: 容子 | 2008年5月11日 (日) 21時55分
容子さん、おはようございます。
「ロシアは資源外交である種の脅迫をしたりで」
そうみたいですね。資源のある国が羨ましい限りです。
思い返せば、まだほんの10数年前には、完全に経済が破綻した
ロシアだったんですけど。
中国とインドの経済成長によって石油の需要はウナギ昇り、これで完全に大国ロシアは復活したようです。
今後も中国、インドの成長が続くと予想される以上、まだまだ資源外交は力を持ってきそうですね。
OPECの天然ガス版が出来るとの話もあり。
投稿: バッキー | 2008年5月12日 (月) 09時18分