贈与で決まりか?鳩山首相の場合で計算してみた
過去記事 贈与税のお勉強・鳩山首相の場合で計算してみよう
まさか自国の総理大臣が贈与税の申告漏れなんて・・・、考えたくもない。
が、ここは心を鬼にして純粋に税理士としての立場から書いてみた。
報道にあった平成16年から20年の不明額が9億円、5年間で割って年に1億8千万円だと仮定して贈与税の税額を計算してみよう。
贈与税は贈与の額に応じて6段階の税率構成。
仮に贈与の認定がなされたとしたら最高税率の50%コース。
基礎控除額の110万円を引いた後、1,000万円超の場合には税率50%で控除額225万円。
(例・鳩山首相) もし贈与財産の価額を年額1億8,000万円だとした場合には
基礎控除後の課税価格 18,000万円-110万円=17,890万円
贈与税額の計算 17,890万円×50%-225万円=8,720万円←これ年額(本税のみ)
(相法21の2、21の5、21の7、措法70の2)
と、いう事は8,720万円掛けることの5年なので4億3,600万円となる。
どうやら、認定贈与なら納税4億円超えの新聞報道に間違いはないようだ。
メディア報道だけでは真相の程は全く分かりませんが、なんならご相談にのりますが・・・。
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コメント
> 管理人様
不況のご時世で、国庫も枯渇気味、首相がその名にふさわしく、率先して多額納税、というところでしょうか。
投稿: tenjin95 | 2009年11月30日 (月) 07時14分
tenjinさん、おはようございます。
「率先して多額納税、というところでしょうか」
そうですね。鳩山首相、お金に関してはクリーンなイメージを持っていただけに残念ですね。
国のリーダー、これぞThe納税者の鑑と言われるような範を見せて頂きたいものです。
投稿: バッキー | 2009年11月30日 (月) 08時55分