離婚件数と景気変動の相関
今朝テレビを見ていて気になったので、早速、調べてみた。
下の図は厚生労働省と内閣府から出されている、離婚の件数と景気判断の目安となる実質GDPの両者を並べたグラフ。
青い線が景気動向で、黄色い線が離婚件数を表わしている。
画像 ↑ クリックすると拡大します
このグラフをよくよく見てみると面白い動き方をしている。
細かな差異はあるが、基本的に上がるときも下がる時も黄色いの「離婚件数」が、青色の「景気」に先行して動いている。
分かりやすいのは83年頃のグラフの動き。
特に黄色い「離婚件数」のラインに注目。
底(ボトム)からのV字回復の曲線を描き、それに釣られるかのように青色、つまり「景気」もV字回復している。
これと似たようなチャートが2003年頃。
右肩上がりの兆候は景気回復を期待させる?の思いは、うっかり八兵衛。
悲しい事にグラフデータは2005年までのもの。その後に起きたリーマンショックの影響は入っていない。
あくまで管理人の勝手な推測だが、今の状況はグラフの年号では92年辺りが一番当たっていそうな気が。
テレビに出ている偉そうなエコノミストでも当てられない景気判断。
このグラフから何を予想するかしないかは、あなた次第。
最新の会計ランキングはこちらから→人気ブログランキング
| 固定リンク
コメント
非常に興味深く拝読いたしました。
景気と離婚件数の関係…。そういう見方は新鮮に感じました。
お礼までにランキング、クリックさせていただきました!
投稿: 紙コップ | 2010年4月 9日 (金) 10時49分
紙コップさん、こんばんは。
クリック有難うございました(感謝)
「景気と離婚件数の関係…」
朝のワイドショーでみて気になったので、自分でも確認したところです。両者とグラフの相関関係をどう読み解くのかは微妙なところですが、何となく離婚曲線が景気に先行しているような気がして・・・
投稿: バッキー | 2010年4月 9日 (金) 22時37分