市バスの運転手さんは高給取りだった。大阪市で給与4割削減か?
38%減といえば約4割カット、いきなり来年から4割給料下げますといわれたら・・・
橋下市長の強力なリーダーシップと改革姿勢は感動もの。それでも、運転手さんらの生活を思えば、さすがに軽率な良し悪しの判断は難しい。
行政改革、コスト削減の大ナタとはいえハンドル握る市バスの運転手さんにとっては相当に厳しいのも確か。
明らかになった労働賃金の大幅な官民格差、どうやら21世紀の世になっても「官尊民卑」の悪しき伝統は根強く残っているようだ。
大阪市交通局が示した、市バス運転手の年収(平均739万円)を38%減額するとの大幅な給与カット案は波紋を呼びそう。
給与水準を「民間並みに合わせる」との橋下大阪市長の方針を受けて、民間なみの金額までに引き下げられる方針。
大阪市交通局によれば、市バス運転手(約700人)の平均年収は在阪大手5社の544万円より36%も高いらしい。
実際、本当にそんなに高いのか? 素朴な疑問もあったので念のため、記事に書く前にサラッと交通局の資料に目を通してみた。
これが確かなら、以前からけっこう貰っていると評判だった市バス運転手さんの給料は、やはり民営と比べるとかなりオイシイ給料だったのは確かなようだ。
きっと地元名古屋の市バス運転手さんたちも似たようなお給料かなと。
まあ、黒字黒字で大幅に儲かってる企業ならソレもありだが、大阪市の市バス事業は28年連続の赤字決算。
溜まりにたまった累積赤字が2010年度までに604億円もの大きさと聞けばハナシは別。
28年連続の赤字決算なら、民間企業ならギネスものだ。常識的にはとうの昔に潰れているのが当たり前。
民間会社の勤め人からすれば、大幅赤字の経営下で人件費のお手盛りはありえない。
記事に書いた手前、バス運転手さんの平均年収についても調べてみた。
グラフでみる限り、デフレ物価と比例するかのように年収も右肩下がりのようだ。
ちなみに今回の給与大幅カット案が実現すると、年20億円以上の人件費節減につながるらしい。
大きな痛みを伴う橋下市長の改革断行、はたして世論の風はどちらになびくのか。
破竹の勢いをみせる「維新の会」人気とも関連して興味あるところだ。
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