トドメを刺したのは確かなようだ。消費増税で初の倒産か?
小売りスーパーマーケットにおいて買い物を精算するレジは正に生命線。
東京商工リサーチによれば、資金難からレジを新消費税率対応の新機種に交換する事もできず新潟市の老舗スーパーが倒産した。
設立は昭和40年の新潟ではそこそこ老舗のスーパーマーケット。
なんでもピークの平成3年3月期には約14億1400万円の売上高を計上。
しかし、その後は競合店舗の出店等から業績が悪化。借入金返済のリスケジュール、いわゆるリスケで金利返済のみで会社を維持していた様子。
どうやら使っていたレジ機が旧式なため、4月からの消費税率変更に対応することができず、かと言って新しく設備投資もできない状況だったみたい。
先の消費税率アップが直接の倒産原因ではないが、消費税への対応不備が致命傷になったのは確かなようだ。
来年にも予定されている消費税率10%への変更。
レジはもちろん会計ソフトを使う税理士、中小企業にとっても他人事とは思えないニュースに感じる。
来年また税率変更に伴うソフトの更新や表示変更、さらに機種変更まで。必然的な需要と供給が経済を動かすのも確かなんだが・・・
個人的には最初から10%で行った方が良かったと思っている。
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コメント
> 管理人様
まさしく、詰んだ、という感じで終わった様子が伝わります。諸行は無常です。
投稿: tenjin95 | 2014年4月 7日 (月) 22時55分
tenjinさん、おはようございます。
笑う記事ではなかったですが、不覚にも「まさしく、詰んだ」に吹いてしまいました。諸行無常を感じさせるニュースでした。
投稿: バッキー | 2014年4月 8日 (火) 09時08分
税込みにすれば追加の設備投資も必要なかったのではないかと・・・・。
今までとやり方が変わってしまうとは言え、廃業と言う選択よりも良かったかと。
投稿: 佐倉の桜 | 2014年4月10日 (木) 23時30分
佐倉の桜さん、おはようございます。
「税込みにすれば追加の設備投資も必要なかったのではないかと・・・」
そうですね。多分、売り場の値札は税込表示だったのでは。POSレジだと自動的に商品単価で売上に計上され、消費税額は計算で出しているのかと思います。
単純に掛ける8%の計算がソフト対応できない、古すぎるレジだったのかなと思いました。廃業の選択は私もアリかと感じました。
投稿: バッキー | 2014年4月11日 (金) 07時37分