深く考えさせられるニュース・米国での予告安楽死のその後
人の生き死にを軽々に論ずることはタブー領域。
ましてやブログで勝手に「安楽死」についてを書くことなど価値に値しない。
それでもナンダカ深く考えさせられるニュースだったので、サラッと書いておこう。
アメリカで末期の悪性脳腫瘍と診断され、「安楽死」を選択実行すると予告していた29歳の女性が、予告日である11月1日に「安楽死」を決行し自ら命を絶った。
「安楽死」を実行したのはブリタニー・メイナードさん。
彼女の支援団体によれば、オレゴン州にある自宅の寝室で家族や友人に囲まれた中、医師から処方された薬を飲んで最期を迎えたらしい。
彼女は一昨年に結婚。
ナンでもその直後から激しい頭痛に悩まされ、今年1月になって末期の脳腫瘍との診断。
4月になって余命半年と宣告されていたらしい。
この状況を知った彼女は自ら命を絶つ「安楽死」を希望し、住まいを安楽死が認められているオレゴン州に移住。
さらにフェイスブックで「11月1日に安楽死する」と動画を掲載した事で、米国では安楽死についての大きな論争が起こっていた。
そんな矢先での予告日。
死を目の前に残した彼女の最後の書き込みには、「親愛なる友人のみんな、愛する家族、さようなら。この恐ろしい病を前に、きょう尊厳を持って死ぬことを選びます。世界は美しい。さようなら世界」と。
人の生き方、死に方を軽々に論ずることは管理人には無理。
安楽死の功罪についても同じく。
人生観や死生観、生い立ちや宗教観まで含む問題なだけにとても神経質な議論になるのは必至。
今回のケースは29歳女性が本人の意思で死を選択し実行したわけだが、主体が本人なのか家族なのか、愛する人なのかによっても判断が違ってくる。
自分の命なら安楽死を認めても、家族や愛する人の安楽死は認めたくないと思う気持ちもきっとあるに違いない。
そのぐらい難しい問題である事だけは確かだ。
29歳で自ら死を選んだブリタニー・メイナードさん。
生前、「苦しんだまま死ななくてもいいと知っただけで、言葉にならないほど気持ちが楽になった」と語っていたという。
このコトバだけがせめてもの救いに感じた。合掌
*なお、アメリカでも安楽死を認めているのは5つの州だけです。
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