第一印象は面倒なオッサン。旅券返納を命じられた自称フリーカメラマンこと杉本祐一さん
画像 ご本人・杉本祐一さんのブログより引用
*書き始めたら長くなった。いつもの記事より少し長めです*
報道の自由と邦人保護との兼ね合いは難しいところだが、それ以前にこのオッサン、本当にジャーナリストなのかが素朴な疑問。
職業はフリーのカメラマンとジャーナリストらしいが、いずれも(自称)つきでの肩書。
真剣に命かけての取材目的ならひっそりと日本を出て、こっそり取材源に潜入するのが常套句だとも思うが・・・
湯川さん後藤さん両名の生還を願うも、叶わなかった危険すぎる地域への潜入取材。
テロリストに見つかれば命が狙われるわけだし。
それにも関わらず杉本さん、ご丁寧にもワザワザ現場取材に行きます行きますとメディアに公言。
国からの渡航自粛の要請も無視して自ら活動の正当性を強くアピールしていた。
まあ、単純に考えれば売れない自称カメラマンがメディアを巻き込んで大騒ぎ。
空気読めずに、調子よく売名行為でお騒がせしたぐらいの感じにみえる。
果たして杉本祐一さんはジャーナリズムの使命感に燃え、本気で現地に行くつもりがあったのか?
このヘンの気持ちは本人じゃないので分からない。
外務省も試しに渡航許可をだして、杉本さんの本気度を試してやれば良かったのに。
どうやら外務省のエリート官僚たちには、そこまでの発想はなかったようだ。
管理人も気安く使ってしまう「自己責任」のコトバ。
いい機会だったので少しマジメに考えてみた。
渡航前に自らすべては自己責任だと、ビデオメッセージを残して現場に旅立った後藤健二さんの例をみれば明らか。
どんなに自己責任論を徹底したところで、交渉ごとには嫌がおうにも生還を願う国家や日本国民の多くを巻き込む。
不幸な結末をむかえた先の湯川さんや後藤さんの場合も、邦人救出のために国は可能な限りの努力を続けていたと思う。
「冬山は死の危険と隣あわせ」だと登山家たちは誰もが知っている。
そんな危険を承知でも、冬山の険しさや美しさに魅かれて厳しい冬山の頂上を目指す。
その結果、最悪、山で死んだとしても彼ら登山家らにとっては本望なのかもしれない。
でも、そんな時でも、自己責任の本人意思とは無関係に警察や消防、さらに自衛隊を巻き込んでの捜索・救出活動が行われる。
自らが遭難の恐れのある2次災害の危険を冒した中で・・・
そう考えると、たとえ覚悟の上で自己責任を口にしたところで、無関係の人たちや国までも無理やり巻き込んでしまうのも確か。
命をかけて取材し、真の情報を正確に伝えるジャーナリストの仕事は崇高。
危険を賭してでも誰かが行かなくてはの理屈も分かる。
が・・・
旅券返納を命じられた今回の杉本さんにはそんな崇高な理念がナゼか見えてこない。
今日の順位は何位かな?
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コメント
> 管理人様
失礼いたします。
> 真剣に命かけての取材目的ならひっそりと日本を出て、こっそり取材源に潜入するのが常套
正直、ここに尽きるような気がしております。ご指摘の通り、売名行為的ですし、拙僧もこの方には全く共感も同情も出来ません。むしろ、今現在、名前を明かすことなく、現地で取材をしている多くの日本人ジャーナリストに頭が下がります。
投稿: tenjin95 | 2015年2月10日 (火) 19時16分
tenjinさん、おはようございます。
私だけでなくtenjinさんも同じ思いで安心しました。
「今現在、名前を明かすことなく、現地で取材をしている多くの日本人ジャーナリストに・・・」
本当、そうですよね。この人たちに危険が及ばない事を願うばかりです。
投稿: バッキー | 2015年2月13日 (金) 08時41分