人工知能とロボットの進化に期待するしかない
世間の注目を集めていた訴訟で初めて最高裁の判断が示された。
高齢の認知症を患った親がひきおこした列車事故。
それに伴っての損害賠償訴訟だ。
結果は1審2審での賠償命令を破棄して請求棄却に。
家族にとってはホッ
とひと安心の逆転勝訴となった。
まあ、JR東海から訴えられた家族も妻が93歳で長男も65歳という高齢者。
仮に最高裁でそれまでの判決が支持されたとしても、実際の賠償能力があったのかは疑問も残る。
注目される一節は次。
「家族が監督義務者にあたるかどうかの判断では、監督が可能で容易な立場だったかな
どを総合的に考慮すべきだ」とする初判断。
つまり、今回の最高裁例ですべての監督義務責任が消えるというものではないという点。
確かにそうだと思う。
但し本件は大企業であるJR東海と認知症高齢者との係争。
これが個人対個人の争いであったとしたらであった、違った判決が出たのかもしれない。
じゃないと被害者は泣き寝入りするしかなくなる。
例えば、先日おきた梅田での自動車事故みたいなケースではどうだろう。
運転を止められていた認知症の高齢者が自動車を運転。
多数の歩行者をひいて死傷させたような場合だ。
こんな場合だと違った判決が出されるような気もする。
まあ、どっちにしても超高齢化社会を迎える私たちのニッポン。
解決策のみえない重く難しい状況を打開するには、やっぱり人工知能とロボットの進化に期待するしかないのかも知れない。
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