初号機なんだから大目に見守りたい
画像引用 読売新聞社より画像引用
無事に打ち上げの成功を願っていただけに極めて残念。
管理人だけじゃなくて多くのニッポン人が成功を楽しみにしていた。
失敗の原因はともかく結果は残念。
地上から送られた「指令破壊信号」、字ヅラにしても聞こえにしても言霊を感じない単語だ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げた、新たな主力ロケット「H3」1号機の打ち上げが失敗。
成功の見込みナシの決定から、地上よりH3への「指令破壊信号」が送られ破壊処理。
H3の機体はフィリピン東方沖に落下したらしい。
H3ロケットは現在の基幹ロケット「H2A」の後継機で、2014年から開発が始まった。
国際競争力を高める要請から1回あたりの打ち上げ価格を、H2Aの半分の約50億円に引き下げる事を目標にしている。
H3同様に大きな希望を寄せていた国産旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発失敗。
そして、計画中止となった暗いニュースを払拭する意味でも、H3の打ち上げ成功を強く願っていたけど叶わず。
科学技術の粋を集積する必要があるロケット開発。
それも米国や中国とは比較にならない位の低予算で、なおかつ、目標だけは極めて高いH3ロケットの開発を託されるJAXA。
広告代理店が5回も6回も丸投げした結果、中抜きで予算が膨れ上がった東京五輪に使うより、よっぽどJAXAに予算を回した方がニッポンの将来のためになると思う。
打ち上げ失敗でH3に積んでいた地球観測衛星の「だいち3号」も海の藻屑へ。
H3の損失も大きいけれど「だいち3号」の損失はこの先、地味に損失感が拡がっていくと予想される。
次回の打ち上げ成功を祈って失敗原因の解明を進めてもらいたい。
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コメント
失敗は仕方がない。
最初から全てが思惑通りに進むとは限らない。
が、なぜだいち3号を積んでいたのか?
余程自信があったのか?
関係者の無念は察するが、宇宙事業のリスク管理としては適切だったのだろうかとどうしても疑問を持ってしまう。
投稿: どん | 2023年3月15日 (水) 16時50分
どんさんも同じ思いでしたか。
初号機だしロケットの失敗は仕方ないにしても、衛星のだいちは勿体ないですよね。まあ、発射成功が前提なのでカラでの打ち上げこそ勿体ないの考えがあるのも理解できますが。なんかMRJも撤退だしH3も失敗だし。重工の技術力で次期戦闘機が作れるのか?不安になってきますね。
投稿: バッキー | 2023年3月17日 (金) 18時40分